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2022-02-24から1日間の記事一覧

未遂犯

犯罪の成立過程(時系列)は、 決意➡実行の着手➡実行の終了➡結果の発生 「実行の着手」または「実行の終了」に至ったが、何らかの事情によって結果が発生しなかった場合を『未遂』という 未遂犯とは、 犯罪の実行に着手したが、犯罪に該当する結果が発生せず…

過失犯の要件

過失犯の成立条件 過失の成立条件は、 犯罪事実を認識・容認しないこと(犯罪事実の認識・容認の欠如) 注意義務に違反すること の2つの条件です。 「犯罪事実の認識・容認の欠如」について 犯罪事実の認識・容認の欠如は、 認識のない過失 認識のある過失 …

犯罪は、故意犯と過失犯に分かれます。 故意犯の例は、窃盗罪、傷害罪です。 過失犯の例は、過失運転致傷罪、過失傷害罪です。 刑罰法令は、故意犯を原則としており、過失犯は例外的に規定しています。 故意犯は、「~してはならない」という規範(ルール)…

予見可能性の他に結果回避可能性の検討が必要なのです。これは結果回避義務があったといえるには,その行為をしていれば結果が回避できた,といえなければ論理としておかしい 「注意義務違反(不注意)」について 過失があるというためには、犯罪事実の認識…

事実の錯誤とは、行為者が行為当時認識した事実と、 実際に発生した客観的な事実が一致しない場合です。 例えばAだと思ってピストルで撃ったら実はBだった場合などを言います。 そして法律の錯誤とは、法律上許されない行為であるのに、 許されていると思…